■ chocolate2010.10.26

「俺はチョコレート好きだよ」

「本当ですか?」
 「チョコは人気ないですよ〜」

「そっかなぁ...」

 そう 板でもベルギーでもなく、お世話になっている獣医さんと僕と犬の話。
 チョコが好きだよなんて久しぶりに言われて、少しうれしくなりました。 
  
 なぜなら〜
 

 我が家のラブラドールはイエローでもなく、ブラックでもなく、
 
 「ちよこれいと」
 
 仲間の訓練士の繁殖で一番最後に残ってしまいましたチョコの子犬を
 「じゃあもらって帰る!」

 好きでもないチョコ色を何故か連れて帰りました。

 以前僕はチョコレートはイマイチだなって正直思ってました。
 たまに見るけど何だかまっ茶で、綺麗なんだか汚れているんだか...。
 
 ゴールデンでもなく、レッドでもなく、ホワイトでもない。
 
 全身茶色ですけど..なにか? そんな感じ。


 しかし!!
 今、チョコラブ諸君、そしてチョコラブファンの皆様に謝りたい。

「チョコレート色には奥深き味わいがあるのです」


 色の綺麗さに気がついたのは、災害救助犬の練習中でした。
 
 朝早くうっすらと霧がかる深緑の森の中、立ち止り遠く木漏れ日の中を見つめる君

 「いいなぁ...]  「いい色だよ」

言葉でうまく表現できないんです。チョコレートのきれいさは..
 後からじんわりとこみ上げてくる。
  
 犬そのものの美しさというよりも、いろんな条件がそろった風景の中で
 はじめて浮き上がるチョコレートの味わい...

 
 なんつって
 Artだね〜

 
 チョコレートが似合うのは、部屋の中でもなく、アスファルトでもなく、
 やはり原産国のフィールドなんだろうな。
  

 
 

 



 

 


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